天文考古学・巨石遺跡
1.ヨーロッパで最古のカロウモア遺跡
- カロウモア遺跡群は、 紀元前4600~4200年に建設されました。
- 元々ここには、玄室墓、コート型墓、環状砦、ケルン(石塚)型、通路型墳墓を含む100を超える記念物がありました。保存状態がよく、およそ30の遺跡は、今も見学する価値があります。
- カロウモアの遺跡を案内してくれたガイドさんは、ここカロウモアから、グレートレイラインがスタートしていると誇りを持って説明してくれました。
クイーン・メイブのケルン
- 巨石サークルの中で最大、直径約70フィート、元々は52ありましたが、49の石は、今も見る事が出来ます。
- ノクナリー山を背景に臨み、頂上にはミオガン・メッダ(クイーン・メイブと関連)の偉大なケルンを見る事が出来ます。
2.コート型 遺跡 クリーヴィキール CREEVYKEEL
- 新石器時代、紀元前4000~2500年まで遡り、アイルランドで、最も良い状態にある、コート型ケルンの遺跡です。
- ケルン(石塚)、入り口通路、楕円形のコート、2つの玄室柱廊があります。
- 1935年に発掘され、その後、直ぐに修復されました。
- ケルンは、楔形で、コートは、総長、約50 フィート、そこでは儀式が行われていたようです。
3. カロウキール CARROWKEEL 天文観測-ケルンG
- ケルンGの入り口には、ルーフボックス(ニューグレンジが有名)として知られている構造物が組み込まれています。
- ルーフボックスで有名な、ニューグレンジでは、冬至の日昇に向いています。
- ケルンGのルーフボックスは、夏至の日没に向けて配置されていて、玄室へ直接開いた状態です。ケルンGの通路は、ニューグレンジより短く、約2mです。
4. ロウクルー遺跡群 LOUGHCREW ケルンT
ケルンT墳墓は、紀元前3200年頃に建設され、時間の測定を第一の目的とし、春分と秋分の日直線に向けて配列されています。
- ロウクルーの通路型墳墓は、スリーブ・ナ・カリア(魔女の丘)としても知られています。30以上の盛土塚やケルン(石塚)があり、そのほとんどが、2つの丘に集中しています。
- ケルンTは、東カルンバン(丘)上最大で、直径約120フィート、白色水晶で覆われていた (ニューグレンジでも同様に使用) と言われています。
- ケルンTは、大きな中央玄室と側玄室を持つ、アイルランド十字形に(ニューグレンジと同じ)配置されており、盛土塚も、ボイン渓谷の遺跡群と同じで、表面に彫刻のある石が多く 存在しています.