5. ニューグレンジ Newgrenge
ニューグレンジは、エジプトのピラミッドより古く、5000年以上前に建設された通路型古墳。 入口上部のルーフボックスが有名。
Newgrange is a passage tomb which is much older than the Egyptian pyramids, supposed to be constructed more than 5,000 years ago. The roofbox directly above the entrance is well known.
5. Newgrange ニューグレンジ
冬至の日(12月21日)とその前後数日間、夜明けとともに朝日の光線がルーフボックスから通路をゆっくり中央部の玄室へ差し込んでいき、しばらく内部を照らします。
玄室の 壁の渦巻き模様に光が当るように設計されています。 内部は、冬至の時期以外は一年中暗黒の闇が続きます。
冬至の日の儀式は”再生”を意味するといわれています。
このような太陽の運行にあわせて設計された遺跡は世界中にいくつか見られます。
エジプトのアブ・シンベル神殿でも、ラムセス2世の誕生日にあわせて光が当るように設計されています。
ニューグレンジの外部マウンドは、大昔は白色水晶で覆われており、太陽の光でまばゆく輝いていたと思われています。
ニューグレンジが何のための場所だったのかは、未だ解明されていません。
発掘時、内部に人骨があった為に墓であるとか、いけにえの儀式の場所だとか、天文観測所など、諸説ありますが、正確な天体の運行に基づいている事だけは確かです。
近年、発掘された骨の多くが、変形していて重い病気を患っていたことから、ヒーリングスポットだったのでは、との説もあります。